旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

抱きしめたい

今日のWOWOWは来日40周年記念と銘打ち The Beatles のライブ映像などが10時間半放送されるそうです。
ほとんどがすでに見たことのあるものですが、「ライブ・イン・ワシントンD.C.1964」はたぶん未見ですので楽しみにしています。


The Beatles が来日したときに私は中学3年生でした。ということは私の中学生活は The Beatles と共に始まったのです。
舟木一夫の学園ソングに夢中になっていた私の耳に The Beatles の「抱きしめたい」が飛び込んできたのは中学校入学とほぼ同時でした。詰め襟の黒い学生服を着て、少し背伸びをしたい気持ちでいた私にとってその曲は格好のものでした。おまけに曲名が性的な匂いのする「抱きしめたい」です。もう子供じゃないんだぜ、と粋がって、「『抱きしめたい』っていいよなぁ」と口にするだけで、大人の世界に足を踏み入れたような気になり、ぞくぞくとしたものでした。
まだ口のまわりには産毛しか生えてないくせにね。


でも「抱きしめたい」という邦題はすごいですね。もちろん音楽のよさもありますが、このタイトルでなければあれほど一挙に人々を夢中にすることはなかったのではないでしょうか。
邦題を考えた人のセンスのよさを褒めたいところですが、意外と「こんなバッタもんのバンドなんかこれ1曲で消えちゃうんだから、きわどいタイトルを付けちゃおうぜ」なんてノリだったのかもしれませんね。


The Beatles が私に与えた影響は・・・。
狭い旭亭の中には何本ものベースやギターが並び、おまけに大きなベースアンプまでが鎮座していると言えばわかっていただけるでしょうか。