旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

木の話

何度も書いていることですが旭亭に越してきて5年がたちました。先日もガスレンジが壊れたり、浴室とトイレの換気扇が止まらなくなったりして、あちこちケアが必要となってきました。
そんな中、今度は浴室のプラスチックの椅子が割れてしまいました。お尻を挟まれるのはいやなので、早速近所のホームセンターに行き、木製の椅子を買ってきました。
原材料名を見るとスプルース(米唐檜)となっています。スプルースといえばギター好きにはピンとくるものがあります。アコースティックギターなどの表板に使われている木材だからです。


ギターの木材としてはハカランダ(ブラジリアン・ローズウッド)もよく知られています。こちらは側板と裏板、指板に使われるものですが、現在ではブラジル政府による輸出規制とワシントン条約の影響で入手困難となっています。
私はハカランダ指板を使用した楽器を1台だけ持っています。Vanzandt のベースなのですが、最近のものなので良質のハカランダではなく、色目にムラがあります。しかし、アンプを通さない音は私の持っているベースの中では一番いいようです。


表板はスプルースの単板、良質のハカランダを目一杯使ったギターをたまたま見ることがありますが、私が持っているものと桁がひとつ違います。状態のいいオールドのギターはそれ以上です。試奏してみたいとは思うのですが、とても買えるものではありませんので目の保養だけにとどめています。