旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

素人鰻の幇間腹

梅雨が明けたということですが、まだ夏の陽射しはやってきません。
でも土用なんだからと、事務所のメンバーとお昼に鰻を食べてきました。行ったお店は八王子市小宮町の「高瀬」。お手軽な価格でおいしい鰻が食べられます。交通の便にやや問題はありますが、事務所からはなにひとっ飛びです。
今年は土用の丑の日が二度あるとか。これって三の酉みたいなものですよね。三の酉の年は火事が多いと言いますが、二の丑の年は何があるのでしょうか。


鰻屋と言えばおこうこですよ」なんて「鰻の幇間(たいこ)」の一八みたいなことを言いながら、お腹いっぱい食べて事務所に返ってきました。午後は睡魔との戦いです。


橋場には鰻屋はなく、土用に魚屋で鰻を売っていた記憶もありません。ただ、路地で鰻を捌いているのを見たことがあります。鰻の行商があるとは思えませんから、おそらくは近所の人が釣ってきた鰻を家の前の捌いていたのでしょう。「これは八目鰻だ」と言っていたような気もします。
鰻を掴んでまな板に目打ちで止め、鮮やかに身を切り裂いていたようですが、はたして素人がそんなに器用に捌けるものでしょうか。ただ、落語の「素人鰻」と違って、しっかりと鰻を掴んでいたことだけは確かです。