旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

やっとセミの季節になってきました。

セミの穴

我がウォーキングコースの日野のセントラルパークに、ようやくセミの穴が見つかるようになってきました。セミたちも長い梅雨が明けるのをじっと地下で待っていたのでしょう。


旭亭の近辺ではミンミンゼミの鳴き声をよく聞きます。これからはアブラゼミのけたたましい鳴き声にかき消されてしまうのでしょうが、夏の訪れを告げるミンミンゼミの投げやりな鳴き声はなかなかいいものです。


私が育った橋場の家の裏には(我が家のものではありませんが)真ん中にお稲荷さんを祭った小さな庭がありました。橋場には希な緑地で、夏にはセミの鳴き声を聞くことができました。
私はそこで初めてセミの羽化を見ました。殻を脱いだばかりのセミの瑞々しさに感動したことを今でもはっきり覚えています。しかしそのセミが、一時間後には焦げ茶色と黒のアブラゼミになってしまったなんて…。
感動の隣には失望があることを知った夏の一日でした。