旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

もう一度行きたいところ

旅行嫌い、出不精で、旭亭に籠城しているのがなにより好きな私ですが、もう一度訪ねてみたい場所がないわけではありません。
そのひとつに昨日の便りに書きました小沢昭一が村長を務める博物館明治村があります。
明治村の開村は昭和40年3月です。私が行ったのはその年の8月ですから、明治村はまだ開村したばかりだったのですね。私も中学2年生でした。


その夏休みに私は友人のS君とともに、2年前名古屋市中村区に引っ越したT君の家を訪ねました。新幹線はもう開通していましたが、私たちが乗ったのは東海道本線の準急でした。夕暮れ近くに名古屋駅に到着した私たちを迎えに来てくれたT君は、名古屋の地下街のすばらしさを自慢げに説明してくれました。あの頃の東京には、まだ大規模な地下街がなかったのです。
翌日は動物園と名古屋城を見物しました。お昼は名古屋城の近くの食堂でとったのですが、名古屋名物のきしめんを食べたのは私だけで、ほかのふたりは洋食でした。そうそう、名古屋城天守閣の売店で、真ん中に名古屋城が描かれた黄色い灰皿をお土産に買いましたっけ。
そして三日目が犬山城明治村でした。
犬山城は小さな城でしたが実際に使われていた当時の面影を濃く残していて、本物のお城を見た、という満足感を私たちに与えてくれました。
さて、次はお目当ての明治村です。
残念ながら40年も前のことなのでおぼろげな記憶しかありません。ただ、鴎外、漱石が住んだ観潮楼と第四高等学校の教室だけははっきりと覚えています。


犬山には温泉もあるとか。明治村内の汐留バーでデンキブランをひっかけ、温泉に泊まるのも悪くないな。