旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

新道の向こうの店

アサヒ会商店街

屋台のおでんの買い喰いはおやつのようなもので、夕食のおでんはもちろん家で作っていました。
近所の人たちが<新道>(「じんみち」ではなく「しんどう」です)と呼ぶアサヒ会商店街を抜け、都電通りを渡った右側におでん種を製造販売する店がありました。屋台のおでんやさんたちも仕入れに来る店で、そのため、家で食べるおでんも屋台のそれも種はほとんど同じものだったのです。


私も母と一緒に何度も買いに行ったことがあります。できあがったばかりのいろいろなおでん種が、山のように積み上げられて売られていました。値段が安く味もよかったので、その店に客の絶えることはありません。今もあるのかな。


家で食べる大きな鍋の中で煮たおでんもおいしいものでした。あの味噌だれがあったらな、と思わぬこともありませんでしたが、それは贅沢というものです。
よく煮込んだおでんが好きな私でしたが、最近ではふくらんだばかりのところを食べるのが好みになりました。


チビ太の持っているおでん種はなんだろう、と話題になったことがありました。三角、丸、四角の形をしたおでんです。
私はこんにゃく、揚げボール、ちくわぶと考えているのですが、いかがでしょうか。