高浜虚子の*1
去年今年(こぞことし)貫く棒の如きもの
という句は大岡信の「折々のうた」で知り、ずっと心に残っていました。
この句に関するシンポジウムが開かれる夢を見ました。なんと俳句について何の知識もない私が、この句のリズムについて喋っているのです。
たぶん昨日、山本謙吉の「定本 現代俳句」を買ったからでしょう。まだページを繰っていないのですが、私の単純な頭脳は「俳句=虚子の句」と考え、夢の中にそれを押し込んだのでしょう。
夢の中の私は「その内容に拠るものでなく、言葉自体が力を持つ表現がある」と顔の見えない聴衆に語りかけていました。
昨日は「底本 現代俳句」を含めて3冊の角川選書を購入しました。大塚英志の「『捨て子』たちの民俗学」と「怪談前後」です。
角川選書って、重いですね。