旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

やっとCDを買いました。

「カラーブラインド」

もう2月も後半ですが、やっと今年初めてのCDを購入しました。ロバート・ランドルフ&ザ・ファミリー・バンド(RRFB)の新作「カラーブラインド」です。


本を読むのに時間を取られるせいでしょうか、音楽はあまり聞かなくなってしまいました。かろうじて関心のあるミュージシャンはロバート・ランドルフとデレック・トラックス、ベラ・フレックの3人です。ジャムバンド・ミュージックが好きなのです。


ロバート・ランドルフニュージャージー生まれの28歳のペダル・スティール奏者で、彼の音楽のバックボーンは<セイクリッド・スティール>と呼ばれる教会音楽です。*1
私はダーティー・ダズン・ブラス・バンドのアルバム「メディケイテッド・マジック」に収録された「シシー・ストラット」で彼の演奏に始めて接しました。「シシー・ストラット」は私の大好きなミーターズのヒット曲です。


「カラーブラインド」はRRFBの3枚目のアルバムです。RRFBは名前の通りロバート・ランドルフと彼の2人の従兄弟のリズム隊、キーボード奏者からなるバンドですが、キーボードはこのアルバムからジェイソン・クロスビーになりました。
クロスビーは女性ブルーズ・シンガー、スーザン・テデスキのバンドにいた人で、彼女の夫がデレック・トラックスです。トラックスはベラ・フレックとの共演もあり、なんとなく私の好きな3人には繋がりがあるようです。


今回のアルバムはエリック・クラプトンやリーラ・ジェイムズなど、ゲスト陣が豪華です。クラプトンをフィーチャーした「ジーザス・イズ・ジャスト・オールライト」を聞いていると、デレク&ザ・ドミノーズのあの名盤を思い出します。
ここでまた因縁を記しますと、「レイラ」でクラプトンと共演したデゥエイン・オールマンの作ったオールマン・ブラザーズ・バンドのドラム奏者、ブッチ・トラックスの甥がデレック・トラックスで、彼は自分のバンドで活動するかたわら、今も続くオールマン・ブラザーズ・バンドにも参加しています。

*1:<セイクリッド・スティール>とはパイプ・オルガンの代わりにペダル・スティールを伴奏楽器としたゴスペルのことです。