旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

名所旧跡について−旅行嫌いの弁

日野八坂神社

会社の慰安旅行では名所旧跡といったところに寄ることが多いのですが、最近はテーマパーク化しているところが増え、どうも楽しむことができません。見方を変えれば、だから飽きずにすむということになるのでしょうが、私にはしっくりしません。そのくせ、行くのなら名所旧跡と考えてしまうのは、けちくさい心根のせいなのでしょう。


「東京散歩」を休止しているのも、歩くところが名所旧跡に偏ってしまったところに原因があります。歩いたことのない街を、あてもなく歩くことが当初の目論見だったのですが、そうはなりませんでした。
弁解をすれば「東京は私の育った街なので、無意識に子供時代の街並みを探してしまう。そのような場所は寺社や旧跡のそばにあることが多い。」ということになるのですが、それでは歩くところが限定されてしまいますし、なんだか息苦しくなってきます。
それこそ、地図を開いて目をつぶり、指さしたところを歩く方がずっといいのかもしれません。


ホントのことをいえば、東京は関東大震災と空襲で街の大部分が火災にあっていますので、旧跡などの中には、残す必要があったのかと疑問に思う場所が多々ありました。また、管理の行き届いていないところも多く、痛々しい思いをして帰ってきたこともあります。

どんどん不平不満だらけの老人の繰り言化している「旭亭だより」でした。