先月の日本経済新聞読書欄に連載された三浦雅士「半歩遅れの読書術」を毎週楽しみにしていました。今まで、このコーナーで読書欲を刺激されることはなかったのですが、今回は違っていました。また、読みたい本が増えてしまいました。
白川静の本は何冊か読んだことがありますが、正直言って理解はできませんでした。僅かばかりの漢字についての蘊蓄を身につけただけだったのです。でも、三浦氏の「読書術」を読んだことを機会に、再度挑戦してみます。
偶然なのですが、この連載が始まる前に白川の万葉論を再読したくなり、書店で求めてあったのです。
鳥居龍蔵、金関丈夫の本は一冊も読んだことがありません。名前を知るのみでした。
このふたりの本は、現在は入手困難のようですが、なんとか手にしたいものです。とりあえず、金関の「発掘から推理する」を購入しました。
読みたい本が歳をとるほど増えてきます。これはいいことなのでしょうが、時間が足りるかが心配です。
未読の本以外に読み返したい本もたくさんあります。せめてあと二十年は本を読み続けることができたなら、と祈るばかりです。*1
- 作者: 白川静
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2002/09/01
- メディア: 文庫
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*1:本当は三十年と言いたいところなのですが、それでは欲張りですよね。お爺さんは小さいつづらを選びましたとさ。