旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

広がっていく本の世界

先月の日本経済新聞読書欄に連載された三浦雅士「半歩遅れの読書術」を毎週楽しみにしていました。今まで、このコーナーで読書欲を刺激されることはなかったのですが、今回は違っていました。また、読みたい本が増えてしまいました。


白川静の本は何冊か読んだことがありますが、正直言って理解はできませんでした。僅かばかりの漢字についての蘊蓄を身につけただけだったのです。でも、三浦氏の「読書術」を読んだことを機会に、再度挑戦してみます。
偶然なのですが、この連載が始まる前に白川の万葉論を再読したくなり、書店で求めてあったのです。


鳥居龍蔵金関丈夫の本は一冊も読んだことがありません。名前を知るのみでした。
このふたりの本は、現在は入手困難のようですが、なんとか手にしたいものです。とりあえず、金関の「発掘から推理する」を購入しました。


読みたい本が歳をとるほど増えてきます。これはいいことなのでしょうが、時間が足りるかが心配です。
未読の本以外に読み返したい本もたくさんあります。せめてあと二十年は本を読み続けることができたなら、と祈るばかりです。*1

漢字百話 (中公文庫BIBLIO)

漢字百話 (中公文庫BIBLIO)

*1:本当は三十年と言いたいところなのですが、それでは欲張りですよね。お爺さんは小さいつづらを選びましたとさ。