旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

眺める

前期の伝票入力はほぼ終わりました。これから、仕訳違いや入力ミスをチェックします。
それがすめば決算終了まではあと僅かなのですが、私はここで一呼吸入れることにしています。そして、できあがった通期の試算表を眺めるのです。
この<眺める>が、私にとって大事な作業なのです。読んではいけません。
すると、「何かおかしい」と思うことがあります。理由はないのですが「なんだかこの費目の金額が気に入らない」のです。
そんなときは、ほぼ間違いなくその勘定科目にミスがあります。
なぜ気づくのか、自分でもよくわかりません。長くこの仕事をしていますので、それによって身につけた<感>と言ってしまえばいいのでしょうが、そういう言いかたは好きではありません。
たぶん、数字のバランスなのでしょう。間違いがあるときは、どこかバランスが悪いのです。
それは数字をひとつひとつ読んでしまうと見つからなくなります。眺めることによって気づくのです。
なんだか余計に話をややこしくしてしまったようですね。この問題、もっとうまく伝えられるように努力してみます。