旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

「ラ・マンチャの男」を見てきました。

昨日、帝国劇場で「ラ・マンチャの男」を見てきました。帝劇に行くのが初めてならば、ミュージカルを見るのも初めてでした。
席は前から二番目の下手よりです。普通ならとてもいい席なのですが、舞台を(たぶん)ステージより前に作ってあったために見上げるようになってしまい、やや見づらかったのが残念でした。
といっても、目の前で松本幸四郎が歌い、松たか子が踊るのですから、十分に堪能することができました。


千回を超えて上演されている舞台ですから、何も言うことはありません。ただただ楽しみました。
幕切れ近くに、映画でよく知っているにも関わらず、不覚にも泣いてしまいました。クライマックスのキハーナの臨終シーンではなく、その前、セルバンテスが己の無力を嘆く場面です。
あの場面があるから臨終の場でアルドンサの歌う「見果てぬ夢」が活きてくるのですね。
幕間なしの2時間強の舞台はあっという間に終わってしまいました。できるならもう一度、こんどは上手よりやや後の席で見たいものです。