旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

斎藤本のアフターマス

斎藤美奈子さんの「本の本」で紹介されていたジェンダー論の本をぼちぼち読み始めています。
遙洋子大塚ひかり若桑みどりといった読みやすい&興味のある分野のものしかまだ読んでいませんが、それでも教えられたことは数多くあります。また、斎藤さんの旧著も引っ張り出してきました。
これらの本を読みながら、(意外だったのですが)会社経営のことを考えていました。たぶん、女性の友人がいない私にとって、一番に女性と接する場は会社だからでしょう。
そういった具体的な場を思い浮かべながら読む進めると、想像していたような感情的な反発は起きずに、すっと理解できるのでした。
職場における女性問題の対処の仕方といったビジネス書はよく見かけますが、手にしたことはありません。自分の会社でそんなことがありえるはずがない、といった奢りがあったのです。
でも、それはありえるのです。それを<女性問題>と捉えずに、抜本から考えていくには、ハウツー本を読むよりもジェンダー論を学ぶことが必要なはずなのです。
本読みのヒヨッコである私は、これからもずっと斎藤先生には足を向けて寝られません。


東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ

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