旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

音頭取りになれなかったよ。

昨日の「笑点」で、オール阪神巨人の濠州と江州をかけた漫才を見ました。東京では江州(滋賀県)ということばになじみがなく、あまりうけなかったのがお気の毒でした。
江州といえば江州音頭です。そのせいか音頭取りになった夢を見てしまいました。


音頭取りは私にとってみっつ目のあこがれの職業でした。
ひとつ目は全国を武者修行する剣術使い、次はチンチン電車の運転手です。このふたつは職業自体がなくなってしまいましたので(都電荒川線チンチン電車ではないと私は考えています)あきらめもつきました。
が、音頭取りは現在でも関西では職業として細々と残っているのです。私は東京で育ったことを激しく悔やみました。
「ジェロがいるだろう」とおっしゃる方もいるでしょう。しかし、彼の中には演歌が大好きだった日本人の祖母の血が流れているのです。あー、せめて祖母が河内の生まれであったなら、私は櫓に立つ準備をしながらこの季節を過ごすことができたのに‥‥。


江州音頭の重鎮、桜川唯丸を見たときにはショックを受けました。社中が打ち鳴らすちゃんちきリズムが聞く人をエクスタシーに誘う中、きらびやかな衣裳をまとった御大が登場したのです。野太い声ただ一声で、会場にカタルシスが訪れました。
「これはサン・ラ・アーケストラ以上だ!」*1


夢の中に桜川唯丸は出てきませんでしたが、鉄砲光三郎に「こんど一緒にやろうね」と親しげに声をかける私がいました。ということは、江州ではなく河内が舞台だったんですね。
鉄砲節、聞きたくなっちゃたなぁ。中村美津子の「河内おとこ節」って鉄砲節ですよね。


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*1:しかし、なぜか桜川唯丸社中の名称は「スピリチュアル・ユニティ」で、アルバート・アイラーしちゃってます。