旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

岩佐又兵衛

先日、辻惟雄岩佐又兵衛 浮世絵をつくった男の謎」を読んでいましたら、当然のことでしょうが又兵衛の作品が見たくなりました。見に行くならやはりMOA美術館なのですが、展示されているかどうかわかりません。
熱海まで無駄足を運ぶのはいやだなと思っていたところ、東京に「浄瑠璃物語絵巻」が来ているというではありませんか。サントリー美術館の「KAZARI 日本美の情熱」展です。
浄瑠璃物語絵巻」は辻氏が言う<又兵衛風絵巻群>の中で、もっとも絢爛豪華な作品です。彼は、この作品の構想と下絵には又兵衛が関わったであろうと考察しています。


MOA美術館の前身は救世熱海美術館です。世界救世教の始祖、岡田茂吉は美術品の収集家としても高名でした。とりわけ、又兵衛のコレクションは比類のないものです。彼はもともと画家を志していたそうです。
岡田氏が生まれたのは、私の育った浅草の橋場町です。私が住んでいたころはなかったのですが、現在は生誕の地を示す立派な石碑が立っています。


東京ミッドタウンはあまり行きたい場所ではありませんが、思いきって出かけてみますか。