旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

漫画は鬼門です。

今朝の朝日新聞の文化欄は、高名な漫画家の娘たちによる座談会でした。手塚るみ子、赤塚りえ子、水木悦子の3人です。
赤塚不二夫手塚るみ子をホテルに誘ったというエピソードには笑ってしまいました。


「少年画報」「少年」で育った私なのですが、愛読した漫画は「おそ松くん」で終わっています。ですから、同世代が夢中になった「あしたのジョー」についてはほとんど知識がありません。
よど号ハイジャック事件のときの「われわれは明日(ママ)のジョーである」という有名な声明文の末尾も、何を言わんとしているのか、今もってわかりません。
成人になってからもコミック雑誌とは無縁でした。東映のヤクザ映画もまったく見ませんでしたの、友人との会話に困ることもしばしばでした。
なぜ漫画を避けたのか、その理由は、自分のことながら、よくわかりません。(ヤクザ映画についてはわかるんですけどね。)


呉智英先生の漫画論を読んでいると、漫画が読みたくなります。実際、何冊か求めてみました。でも、読み慣れていないせいか、漫画自体からはおもしろさが伝わってこないのです。
本は俄読者を拒絶するものですから、しかたありません。


が、話の特集社が出した「赤塚不二夫1000ページ」は私と娘たちとの共通の愛読書で、表紙は取れ、何ページか欠けていますが、今でも手元にあります。おそらく数百回、3人の間で読み回されたはずです。