旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

ヴィクの本も買いました。

「暗い旅」と一緒にサラ・パレツキーの「ウィンディ・ストリート」も買いました。最近は小まめに新刊のチェックをしないようにしていますので、こちらも文庫化されたことを知りませんでした。
この作品以後、ウォーショースキーのシリーズは出ていないようで、最新作ということになります。いつもなら巻末に次回作のことが載っているのですが、今回はそれがありません。ということは、これを読み終えたら当分はヴィクに会えないことになります。
しょうがない。江口寿史の装画がすてきだった旧作をまた揃えて、読むことにしましょう。


ヴィクと知りあって四半世紀になりますが、こんなに長く付きあい続けている女性は彼女だけです。おかげで、いつもはらはらさせられっぱなしです。ハードボイルドな女性をガールフレンドにするのは考えものですね。


「ウィンディ・ストリート」は読み始めたばかりですが、プロローグでいきなり爆発事故に遭遇しました。やれやれ、この先が思いやられます。
今回のヴィクは、出身高校でバスケットボールのコーチをしています。この街のゴミためと彼女が言うサウスシカゴにあるその高校では、最上級生になる前にほぼ半数の女生徒が子持ちになっているとか。バスケット部にもふたりの子供がいる部員がいます。
ウィリアム・ランデイの「ボストン、沈黙の街」を読んだときにも感じたのですが、アメリカの大都市って、どこも犯罪の温床となっているスラムを抱えているものなのでしょうか。
それとも、馳星周だけを読んでトーキョーって怖いなと思うようなものなのかな。


一気呵成にいきたいところですが、細部にこだわりながらゆっくり読むことにします。
おっと、その日買ったメインの本は子安宣邦「『近代の超克』とは何か」(青土社)でした。


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