旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

「東京組曲」

久しぶりに楽器を演奏する夢を見ました。


町の文化祭で、大きな公園の中にプレハブが建てられ、その一部でご近所の人たちによるコンサートが開かれることになりました。
会場はそんなに広くありません。建物の端にあり、隣は食堂です。
本番の前日にリハーサルがありました。たくさんの人が集まっていますが、どうやら出演者全員が集まってからリハーサルは始まるようです。自分の出番が終わったからといって、帰ることは許されないような雰囲気でした。


リハーサルは女声コーラスから始まりました。次はその指導者によるバリトン独唱です。某テノールに似ていました。
ゴスペルコーラスがそれに続き、いよいよ私の参加する町内ビッグバンドの番になりました。
顔なじみ(らしい)のおじさんたちが、真新しいトランペットやサックスを手にしてニコニコしています。どんな演奏になるのでしょうか。
届いた楽器ケースを開けると、なんと中に入っていたのはコントラバスとチェロでした。フレットのない楽器が弾けるかな、と心配になりましたが、なに夢の中です、なんとかなるでしょう。
コントラバスはしっかりとチューニングされていました。ドラムスの隣に陣取ります。


なんとそこに渡辺貞夫さんがあらわれました。ゲストプレイヤーだそうです。こんな素人バンドとよく共演してくれるな、とあたりを見まわすと、なんとメンバーは錚々たるホーンプレイヤーたちにいつの間にか変わっているではありませんか。
打合せもなしに、いきなり演奏が始まりました。貞夫さんの名曲「東京組曲」です。
なんとか演奏についていきましたが、センスのいいエレクトリック・ベースが聞こえてきました。高名なベース奏者が参加しているようで、どうやら私の役割は2ビートでルートを弾くだけみたいです。がっかり。


へっぽこコントラバス奏者でしたが、とても楽しい夢でした。一度「東京組曲」を演奏してみたいなぁ。
話は変わりますが、黒沢清監督の「トウキョウソナタ」を見たい私です。