旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

夢の人称

読書スランプからは完全に脱出できたようで、4冊が同時進行しています。
調べ本1冊、考え本1冊、そしてお楽しみ本が2冊です。お楽しみ本の1冊は時代小説で、もう1冊は中村航「100回泣くこと」。
僕が僕らになってから、「100回泣くこと」の語り手、藤井君は夢の中の人称が We に変わったことに気づきます。
複数人称の夢、私は見たことがありません。では三人称の夢は‥‥、やはり見たことがありません。
人は、夢の中では(たぶん現実よりも)生起する出来事に冷静に対峙し、誠実に行動するのではないか、というのが最近の私の仮説です。ということは、私の夢は常に一人称あるからです。
一人称以外の夢、見てみたいですね。


100回泣くこと (小学館文庫)

100回泣くこと (小学館文庫)