旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

なめる

落語の話ではありません。
別名「菊重ね」の「なめる」という噺は、圓生師匠で聞いたことがありますが、艶笑落語(シャレではありませんよ)に属するもので、私にはそれについて語る資格はありません。
「菊重ね」の菊は音羽屋の紋のことで、まーその、下半身のある部分を指しているのではありません。噺に出てくるお嬢さんが音羽屋(尾上菊五郎)の大ファンでして、身につけているものが菊尽し、なんてことから‥‥ありゃ、語ってしまいました。


閑話休題
昨夜、お歳暮にいただいたウイスキーを寝酒にしていて、ふと考えました。
最近はあまり見かけませんが、以前はハードボイルド小説などでウイスキーを「なめる」という表現がよく使われていました。
水割りやハイボールでは無理ですが、オンザロックの、あの氷に絡みつくような琥珀の液体をグラスを振りながら見つめて(こんな書き方、チョー恥ずかしい)、ちびちびやるのには似合った言い方ではないでしょうか。
で、「ウイスキーをなめる」という表現の初出を知りたくなったのです。
お酒(日本酒)はぐいっと飲るもので、あおるという言い方が似合い、なめるとは言わなかったはずです。でも、「熊公、そんななめるような飲み方すんじゃねえや。酒がまずくならぁ」なんて八つぁんは言っていたのかな。
手持ちの辞書ではわかりませんでした。ネット検索でもうまくいきませんでした。
こんなときはどうしたらいいのかな。