私の世代の男性用化粧品といえば、せいぜい整髪料くらいなのですが、私はほとんど使ったことがありません。アフターシェイブローションも、もらって使ったことはありましたが、必要なものとは思えませんでした。村上春樹のエッセイに出てくるタルカムパウダーも「何?これ」って感じでした。ましてや顔に塗るクリーム類なんて、一生縁がないものと決めていました。
まあ、男前の私ですから(また始まったよ)スッピンで十分だったのです。
ところが、昨年から縁がないはずだったクリームを使用するようになってしまいました。というのは、冬になると鼻孔のまわりがかさかさになり、とてもそのままでは人前に出られない状態になってしまったのです。
で、朝の洗面後と夜の入浴後、その部分にニベアスキンミルクを塗ることにしました。しょうがないよね。
今日のお題は手品をするときの常套句からいただきました。実際には助詞が違っていて「鼻の油をチョイとつけて」ですが、もう死語になっているのでしょうね。
現在の洗練されたテーブルマジックには、このおまじないは似合いませんもの‥‥。