旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

3拍子と8ビート

昨日、急にバーズの「霧の8マイル」が聞きたくなりました。
本と違って、レコードとCDはすぐに取り出せるようになっています。(どっちともそうならいいんだけどね。)で、早速聞きました。
ウヒャーッ、すごいことをやっていたんだな。じゃ、次は「マイ・バック・ペイジズ」だね。
バーズ版を聞くと、どうしてもキース・ジャレットの若き日の演奏も聞きたくなります。私がこの曲のメロディーの美しさを知ったのは、ジャレットの演奏によってだったからです。チャーリー・ヘイデンのイントロはほぼ原メロディーをなぞっています。
でも、なんでジャレット版を聞いたときに、ディランの作品であることに、すぐには気がつかなかったんだろうか、と不思議になりました。
そこで「アナザー・サイド・オヴ・ボブ・ディラン」です。どこかバーズやジャレットの演奏と隔たりがあります。
そうか、拍子が違うんだ。オリジナルは3拍子だけれど、バーズはそれを8ビートに変えていたんだ。ジャレットもそれを踏襲したんだな。
長年の疑問が氷解した瞬間でした。