旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

うとうとと

一週間の真ん中に休みがあるのはいいものです。連休ですと、何かをしなくてはと急かされるような気がしてしまうのですが、週の途中の休みにはそんなことはありません。で、終日ソファーに寝転んで本を読んでいました。
疲れたり、睡眠時間が足りないわけではないのですが、数ページ読むとうとうとし、しばし寝てしまいます。その連続を一日中楽しんでいました。


うとうとしているときの、何ともいえない甘美さがたまりません。まどろみってヤツです。
そんなときに決まって突飛な考えが一瞬頭の中をよぎります。夢とはちょっと違うようです。夢と現実のあわいに浮かんでくる何かなのです。
読んでいる本の内容に関連した私の経験や考えたことが、幾重にもなって通り過ぎていくのです。まるで自分が過ごしてきた時間の切片を見ているようです。
きっと心が解き放たれているのでしょう。ただ、それが凝固することは、残念ながらありません。