背中の一箇所に痒みが生じてから一年以上がたちました。
手が届かない場所ですので、竹製の物指しで掻いています。樹脂製のものもありますが、掻いたところが傷になりそうで使っていません。
昔はどこのうちにも孫の手という、先が少し曲がった棒状の道具があったのですが、最近はとんと見ることがありません。反対側に丸い詰め物をつけて、肩叩きとして使えるのもありましたっけ。
観光地でお土産として売られていたようですが、今もあるのでしょうか。
孫の手、いいネーミングですね。
同居していた祖父は小さなときに亡くなりましたので、私はリアル孫の手になることができませんでした。
西條八十作詞の童謡「肩たたき」では子供が母の肩を叩いている情景がうたわれています。
肩叩きをするのは子で、背中を掻くのは孫という役割分担が昔はあったと考えてみるのも、趣があっておもしろいものです。