旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

嗅覚は衰えていない。

昨日、ほぼ40年ぶりで耳鼻咽喉科の医院に行ってきました。大の医者嫌いの私は、途中「ドナドナ」を歌って自分を鼓舞するというていたらくでした(あの歌じゃ、ダメじゃないの)。


ここにも書いたことがありますが、最近嗅覚の衰えを感じていました。以前は劣等生の犬なみの嗅覚と自負していたのですが、どうもそうではなくなってしまったのです。また、鼻がつまることも増えました。
ともに加齢と花粉症によるものと諦めていたのですが、先日新聞の健康欄を読み、慢性鼻炎にかかっているのではないかと疑うようになり、医者に行くことを決めました。


問診の後、医師は鼻の穴にカメラを入れました。以前はこのようなものがなかったのでびっくりしましたが、カメラは小さくて、コードも柔らかく、痛みはまったく感じません。


「小さなポリープがひとつありますが、呼吸に差し障りを生じさせるようなものではありません。鼻腔内はとてもきれいで問題はありませんので、鼻づまりはアレルギーによるものでしょう。」
ほっとしました。
「鼻炎ではなくて匂いがしないということの方が心配ですので、嗅覚の検査をしてみましょう。」


嗅覚の検査は、なんと注射によるものでした。注射をして匂いを感じたときと、その匂いがなくなったときを看護士に告げるのです。
注射をしている最中に、鼻の奥にニンニクのような匂いを感じました。また、匂いがなかなか消えませんでした。


「嗅覚にも問題はありません。むしろいい方ですね。」
やったー!これで(鼻に関しては)無罪放免です。
というわけで、意気揚々と「雨上がりの夜空に」を歌いながら事務所に帰ってきた私でした。
バッテリーはまたビンビンに戻りました。