旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

現代の御師

御師という職業が今も残るのかは知りませんが、現代に生きる御師の夢を見ました。


彼らは伊勢参詣の案内人ではありません。今どきそんな人たちがいるとも思えないのですが、旧華族の家柄を誇る人たちに豪華な旅行などのコーディネートをしているのです。
旅行先は父祖の地であったり、共有する神話にちなんだ場所です。


夢では旧華族の知人(実在しません)からその話を聞き、好奇心旺盛な私が御師に会いに行くのです。
御師は、私がそれを非難しに来たものと思い、自分たちのやっていることは詐欺ではないと弁明しました。
「あの人たちが豪華な宿や食事、土産物を求めているのです。私たちはそのお手伝いをして、わずかな手数料をいただいているだけです。」


そこで、知人たちの旅行について行くことにしました。
いかにもお公家さんらしい姓(「綾小路」じゃないよ)を共に持つ彼(彼女)らは、零落してしまったのか、みな貧相に見えました。しかしふところは豊からしく、御師の説明にうなづきながら、高価な土産物を山のように買いこんでいました。


この夢に教訓はありません。