旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

ヘブライの宗教

アメリカについて考えるには、アメリカにおける宗教についての知識が必要です。書店のユダヤ教キリスト教のコーナーで物色してみましたが、適当な本がみつかりませんでした。


なにも買わずに帰るのもと思い、田川建三の著作を手に取りました。名著といわれる「イエスという男」の増補改訂版です。
田川の名前は知っていましたが、ある人の彼に対する批判を読み、それで納得して、その著作を読むことはなかったのです。読まずに批判的になるという、やってはいけないことをしていたのです。
「イエスという男」も書名は知っていましたが、その書名自体が気に入りませんでした。が、立ち読みをしているうちに、これは読まなければいけない本であることがわかりました。
田川は「新約聖書」の個人訳を刊行しはじめましたが、わずかな立ち読みでもそれは必至であることも理解できました。
で、「イエスという男」と「新約聖書 訳と注」第1巻を購入しました。


これらの本はアメリカの宗教を考えるには役に立ちません。いつもの寄り道になってしまうのですが、思想というものを考えるにはこちらが本道になるはずです。
プラトンにもじっくりと取り組んでみたい、ちょっとずつ変化しつつある最近の私です。


イエスという男 第二版 増補改訂

イエスという男 第二版 増補改訂