旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

ルバートとルバイヤート

昨日、通勤途中になぜかバッハの楽譜のことを考えていました。バッハの鍵盤曲をダシにして、メロディーのまとまりというようなことを、いつものようにテキトーに考えていたのです。
そのくせ、私はバッハの鍵盤曲の楽譜を持っていません。手元にあるのは「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)」だけで、それもギドン・クレーメルのレコードのおまけなのです。ジャコパスみたいに、バッハの曲をベースで弾いてみようとは思ってもいませんので、真剣に目を通したことは一度もありません。


で、今日のお題です。シュールですねー。このふたつ、いったいどこで出会ったのでしょうか。
中華料理店の大きな俎板の上、なんて書いて煙に巻きたいところですが、正直に言っちゃいます。


今朝目が覚めたとき、バッハの楽譜には「ルバイヤート」の指定はあっただろうか、なんてバカなことが頭に浮かんできました。たぶん昨日の思索のせいでしょう(思索だってさ)。
いくら私でも「ルバイヤート」が「ルバート」であることはすぐに気づきました。バッハが「ルバイヤート」を読んでいた可能性はなきにしもあらずですが、詩集の書名を楽譜に記すはずはないからです。
じゃあ「テンポ・ルバート」と指定することはあったのか、と考えを進めましたが、たぶんあの時代にはルバート自体がなかったのだろうと勝手に結論を出して終わりにしてしまいました。
まあ、「ルバート」が表記されるようになったのは、ロマン派以降じゃなかったのかなと、確信のないことを根拠にしたのでありますが‥‥。


こーやってバラしてしまうと、身も蓋もありませんね。でもこのお題、気に入っています。