旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

伊豆の踊子

伊豆の踊子」の夢を見ていました。
自分が主人公になっているわけではなく、その映画かテレビを見ているのでもなく、立ち位置がよくわからない夢でした。強いて言うならば、踊子のストーカーか踊子評論家かな。


伊豆の踊子」の映画は内藤洋子が主演したものしか見ていません。美空ひばり吉永小百合、山口百惠の主演作は、テレビでも見たことがありません。原作は、主人公の屈折した心理がそれなりに面白いと思いますが、ドラマにしてしまうと、ありふれた青春ものになってしまうからです。


夢の中の「伊豆の踊子」は、それしか見たことがない内藤洋子版をもとにしているようでしたが、彼女の顔はぼやけていました。で、私は彼女たちと即かず離れず、田舎道を歩いているのです。ねっ、まるでストーカーでしょ。


踊子評論家と書いたのは、夢の中の私が、踊子の舞や、三浦洸一歌唱の「踊子」の歌詞について、あれこれ考察していたからです。踊子を座敷に呼ぶでもなく、舞姿を覗き見をしていたくせにね。
まったく嫌なヤツです。踊子がすてきと感じていたのなら「君、可愛いね」と声をかけるべきです。


「もー、うじゃうじゃしていて、こーゆー男って最低」と、自分の似姿にいらいらしている私でした。(君そのものだったよ。)