旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

中期計画

先週からATCの中期計画作成に取り組んでいます。大雑把な長期計画はありましたが、中期計画を練るのは初めてです。


仕事では実践が第一と考えていますので、画餅になるようなことは一切避けてきました。ですから、この中期計画も目立つところに掲示するようなものではありません。必要に迫られ、必死になって頭を絞ったのです。


それというのも、不況の終わりが見えないからです。どうも私たち試作業には、来年も厳しい年となりそうなのです。
同業者の多くは今年になって、操業時間の短縮(=賃金のカット)をするようになりました。さらに、秋ごろからは従業員の解雇も始まっているようです。


ATCは今のところどちらもしていません。これは仕事があるからではなく、創業時の理念によるものです。
もう一年不況が続くだけなら、今までの利益を取り崩してやっていくことも難しくはありません。問題は製品の価格がどんどん下落していることなのです。


不況が回復の兆しを見せたとしても、価格が下がったままならば利益を計上することはできません。下手をすれば、売れば売るほど赤字になります。
この道はかって、多くの製造業が辿ったものです。その結末は工場の海外移転でした。


操業時間短縮も、人減らしも、国内工場の閉鎖も全部いやだとすれば、どうしたらいいのでしょうか。
というわけで、今後三年の計画を数パターン作ってみたのです。