旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

劇場支配人

憧れだった席亭に、年に1日だけなれた私ですが、昨日の夢の中では劇場支配人をやっていました。


劇場のある場所は銀座4丁目、私の夢にはよく出てくる街です。銀座周辺には、木挽町の芝居小屋や新富座築地小劇場がありましたから、最高のロケーションです。


劇場は地下にあります。4丁目交差点の真下、ビヤレストラン「ライオン」の前で、現実には地下鉄の改札口のあるところです。


東銀座から地下通路を歩いてくると、劇場の入口にぶつかります。低いカウンターに囲まれていて、壁はありません。
ホールで演劇を見るのは有料ですが、資料室や小さな図書館のある劇場内には誰でも無料で入れます。内部は緩やかに掘り下げられているようで、ラベンダー色の絨毯が敷かれ、階段はありません。
ホールは2千人収容の大きなものしかなく、小ホールが欲しいところです。


この劇場の一番の特徴は、多くの人に開かれていること。支配人の私の主な仕事は、タキシードなんか着ちゃってちょっと気取っていますが、お客さまとの対話です。
演劇をあまり見たことのない方には、最近の演劇事情や、今かかっている芝居について説明し、専門的な質問には参考になりそうな資料や書籍を紹介します。
また、プロデューサーも兼任しているようで、若い演劇人たちの売り込みにも耳を傾けます。


20歳若かったなら、この夢の実現に努力したかもしれません。(でも、私は演劇について何も知らないんだけどなー。)