旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

「号」の話

高校で号を付ける遊びが流行ったことがありました。どんなものがあったのか、忘れてしまいましたが、自分のだけは覚えています。
「驢鳴(ろめい)」です。考えたものではなく、四字熟語からいただきました。
「驢鳴犬吠(−けんばい)」が元の語で、取るに足りない文章や、無意味な話を意味します。驢馬や犬の鳴き声程度のことというわけです。
 【用法】 「旭亭だより」は驢鳴犬吠だね。
俳句などは作りませんから、この号を使うことはありませんでした。

 
余談ですが、「広辞苑」を引いてみたところ、「驢鳴犬吠」は載っていません。高校生の私は、いったいどこで、このことばを見つけてきたのでしょうか。漢文で習った記憶はありません。


今朝目覚めると、突然号が思い浮かびました。号など必要ないのに、なぜなのかな。
新しい号は「風辰(ふうたつ)」で、これには出典がありません。初めは「風龍」だったのですが、これだと「ふうりゅう」とも読め、洒落になってしまいます。(なってもいいのにね。)


「辰(龍)」が私の干支からきているのはわかるのですが、「風」にはどんな意味があるのでしょうか。
村上一郎氏は「風」という字が好きで、墓には自筆のその字が刻まれています。渥美清さんの号は「風天(ふうてん)」でした。
たぶん、どちらかに拠っているのでしょう。(待てよ、私は山田「風」太郎氏の大ファンでもあるんだよな。)