旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

豪華な名代(みょうだい)

高校時代からの友人、O君は年季が入ったアマチュア落語家です。以前は毎年、落語会をやっていました。
その彼が11月14日に、5年ぶりの会を開くことになりました。
「もうそろそろどうですか」とけしかけていた私は、彼から「出てみない?」といわれ、面喰らいました。十代のころに一二度、ギター漫談みたいなもので彼の露払いをやったことがあったのです。


分別など、この歳になっても一向に身につかない私ですが、さすがにあのころの無鉄砲さはもうありません。自分は無理ですが、還暦記念の会ということで、お祝い代わりにすてきな名代を出そうと考えました。


候補はすぐに決まりました。昨年の【江刺寄席】に来演してくださった俗曲の春風亭美由紀姐さんです。音曲師のヒザ(落語界の用語で、トリの前に出る藝人のことです)って、私は大好きなのです。もちろん、姐さんの藝も大好きです。


会の日取りが決まりましたので、昨日、美由紀姐さんに出演を依頼しました。素人落語のヒザなので心配したのですが、姐さんは承諾してくれました。やったね。


ということで、O君の落語と美由紀姐さんの俗曲を聞きたい方は、11月14日の昼下がり、神楽坂の毘沙門様まで足をお運びください。会場は本堂の地下です。
小さなホールですからマイクはなし。姐さんの粋な唄を味わうには、場所といい、願ってもない環境です。