開口一番は昨年「味噌豆」を聞かせてくれた三遊亭好吉さんです。
「こんちわー、ご隠居」と「つる」が始まりました。挨拶されたと思ったのか、客席から間髪を容れずに「こんにちは」と応える声がありました。大爆笑です。
昨年、三三師匠が小学生相手に落語をやると、噺の中で「おあがりよ」というと本当に舞台にあがってきてしまう子供がいるので困ってしまいます、とマクラで語っていた現象が実際に起こった瞬間でした。
これで客席はいきなりヒートアップしました。ご隠居が八つぁんにつるの語源を説明すると、なんと拍手が起きてしまうという始末です。まさか本気にしたんじゃないでしょうね。*1
客席だけでなく好吉さんも気持ちよくなったのか、いつもより長い開口一番でした。
【江刺寄席】、これからが本番です。
*1:こういうことを前座い未聞（前代未聞）といいます。このシャレ、旭亭オリジナルで、打ち上げで披露し顰蹙を買いました。
