旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

11日の記

11日の地震発生時には事務所で仕事をしていました。
気にせずパソコン向かっていたのですが、揺れが激しくなってきましたのでパソコンに手を添えました。別のモニターが机から落ちそうでしたが、どうすることもできず、落下するのを見ているだけでした。
モニターは壊れてしまいましたが、事務所の被害はそれだけですみました。


工場と電話が繋がったのは16時ころでした。社員は全員無事で、急遽帰宅させたとのことで、まずはほっとしました。
栃木の取引先に行っていた社員とも連絡が取れ、先方の人たちと一緒に社外に避難したとのことで、宿泊してもいいから無理して帰宅するなと伝えました。


仕事を続ける気は失せ、しばらくラジオを聞き、18時に帰宅することにしました。バスを乗り継いで帰るつもりでしたが、長蛇の列でしたので、歩くことにしました。ゆっくり歩いても1時間で旭亭に着きます。
途中の風景はいつもとなんら変わりはありません。歩いているせいか余震も感じませんでした。
こんな日は酒でも飲んで気持ちを静めようと、いつも行く酒屋に寄り、ウイスキーと焼酎を買いました。そのときは、棚の上のものが少々落ちているかもなと、気楽に考えていたのです。