旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

花祭りと保育園

今日は花祭り
宗教行事には関心のない私ですが、灌仏会には少しだけ思い出があります。私の通った保育園がお寺の経営によるもので、クリスマスではなく、花祭りがメインの行事だったからです。
その中に、男女ひとりずつの園児がご詠歌のようなものを口ずさみながら、釈迦像に甘茶をかける儀式がありました。
その歌の一節に「ぼんのうむへん せいがんど」とあったのを今でも覚えているのは、私がその役に選ばれたからです。が、病気のために花祭りの日は保育園を休みました。


保育園は雪月花の三組に別れていました。私は花組(だったかな?)で、担任はいつも髪をポニーテールにしているS先生でした。憧れたことはありませんが、きびきびと立ち働き、園児すべてにわけへだてなくやさしい、そんなすてきな保母さんでした。
S先生の長男とは小学校で同じ学年でした(保育園で一緒だった記憶はありません)。それを知ったときはちょっとショックでした。
彼は「ドラえもん」に出て来る出木杉くんのような子で、子供心にも及び難しという思いを抱いたものです。
友だちにはなれませんでしたが(どこかに複雑な嫉妬心があったんでしょうね)、とてもいい奴だったことは保証します。さすが、S先生の息子です。