旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

今月買った本

以前この便りに書いたアントニー・ビーヴァー/根岸隆夫訳「スペイン内戦」(みすず書房)を買いました。ペーパーバック版はあきらめました(って、原書が読めるわけがないでしょーに)。そのほかに漱石関係で、亀井俊介「英文学者 夏目漱石」(松柏社)と、だいぶ前に出版されたものですが小森陽一漱石を読みなおす」(ちくま新書)の二冊も購入しました。
四冊ともまだ手をつけていません。「スペイン内戦」を読む前に、オーウェルの「カタロニア讃歌」を再読するつもりです。


3月11日に読んでいたのは小熊英二の時評集「私たちはいまどこにいるのか」(毎日新聞社)でした。読み続けることができずそのままにしておいたのですが、なんとか昨日今日で読了しました。
時評集ですからそのままでは参考にならない点もありますが、彼の現実との切り結び方に多くのことを学びました。また、自分の考えることの陳腐さが、それがステレオタイプであることとあわせて指摘され、情けなくはありますがいい勉強になりました。