旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

ダニー・ケイ・ショー

中学生のころ、東京12チャンネル(現テレビ東京)で放映されていた「ダニー・ケイ・ショー」が大好きで、毎週見ていました。当時はまだダニー・ケイの映画を1本も見ていなかったのに、なぜ彼のテレビ・ショーを見るようになったのかは忘れてしまいました。


1時間番組で前半はコメディー、後半は歌と踊りというのが基本的な構成でした。コメディーは映画やテレビ番組のパロディーが多かったようです。元ネタのほとんどを知りませんでしたから、本当の面白さはわからなかったのでしょうが、それでも十分楽しめるコメディーでした。そうそう、昨日書きました「じゃじゃ馬億万長者」のパロディーもありましたっけ。


毎回ゲストが出るのですが、残念なことに私の知らない人ばかりでした。ただ、エルケ・ソマーだけはよく覚えています。お色気女優とそのころ呼ばれていたソマーですが、中学生の私にもものすごく魅力的に思えました。お約束のお風呂のシーンもあったしね(彼女の主演映画に「おフロの女王さま」がありますが、それはこの後の作品です)。
映画「暗闇でドッキリ」がヒットしたころの出演でしたから、ダニー・ケイはコメディーではクルーゾー警部に扮したのかもしれません。


ショーの最後は椅子に腰掛け、観客に語りかけるコーナーでした。必ずジョークをいうのですが、半分以上は理解できませんでした。
このコーナーにときどき出ていたクリンガー・シスターズに私は夢中になり、彼女たちの、たぶん日本では唯一となった、シングル・レコードを買いました。「ゴリ・マム」という曲がA面だったかな(Aメロはまだ覚えています)。ジャケットの写真はモノクロで、「ダニー・ケイ・ショー」出演時のものでした。
気の多い私はシャングリラスにも夢中だったのですが、どういうわけか彼女たちのレコードは買ったことがありません。