旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

幸せな四人

話題の映画「最強のふたり」を見ました。
シルバー割引が利用できるのに、映画にはとんとご無沙汰です。ブランクがあまりにも長いので、映画からは「落ちて」しまったと考えています。でも娯楽は別。昨日書いた「遊び」の一環として、お気楽に楽しんできました。
新聞広告だけなら絶対に見なかった映画でしょう。泣くのも感動も苦手です。
たまたま読んだ映画評が気になりました。最強のふたりは主人公たちではなく、それを取り巻く女性二人なのかもしれない、と書かれてあったのです。
見終わって、私にはそれが深読みか、ほかの評者との違いを出すためだけのものと思えてなりません。確かに二人の女性は強いのですが、あくまでも個人として強いだけで、「ふたり」ではないのです。(そして、この四人が四人とも幸せになります。)
実にテンポのいい喜劇でした。客席から聞こえるのは笑い声だけで、おそらく涙ぐんでいた人はいなかったのではないでしょうか。エンディングも簡単に予想がつきます。「よかった」ではなく「これしかない」という安堵感にひたれました。
文句をひとこと。セリフにオバマ大統領が出てきましたから時代設定は現在なのでしょうが、ドリス青年がアース・ウインド&ファイヤークール&ザ・ギャングが好きというのはどんなものでしょうか。冒頭に流れる「セプテンバー」にはしびれちゃったんですけど。