旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

憧れた人

昨日、あのようなことを書いてから、中学校や高校で憧れた女性たちのことを思いだしていました。憧れと好きというのは、重なる人も少しはいましたが、ちょっと違います。好きだったら声をかけたくなるけれど、憧れだったら遠くから見ているだけで十分です。
すぐに浮かんだのは中学校で2学年上だったYさんです。舞踊体操部の部長でした。ちっちゃくて色が黒くて声がでっかい。顔立ちは、当時人気のあった本間千代子にちょこっと似ています。つまり美人ではありません。
体育祭の一番目のプログラム、生徒全員による準備体操を台の上で指揮していたのがYさんとの出会いでした。「恐そー」というのがはじめの印象でした。中一にとっては三年生はそんなもんです。
そのYさんが何かのときに私に声をかけてきたのです。いきなり肩をたたかれ、呼び捨てにされました。でもそれがいい感じだったのです。その後、紺のレオタードで練習する姿を見て、胸キュンになってしまいました。
私から話しかけたことは一度もありません。会えばお辞儀をするだけでした。おことばは何度かいただきました。一度はとても女の子っぽい話し方で、こんなのYさんらしくないと困惑してしまいましたっけ。声は今でもはっきりと覚えています。