先月、葬儀に列席しました。
故人とは一度も面識がありませんでした。仕事の関係で、やむなく参列したというのが正直な気持ちでした。
ところが、告別式の途中からそれが変わってきました。人の別れには真摯な態度で接するべきだと考えはじめたのです。
それをあらわすのは、服装や言葉といったものなのだろう。香典袋の表書きや芳名帳もきちんと書くべきではないか。
そんな外面的なものはどうでもいいと、今までなら否定してきたことが大切であると思えるようになってきました。
冠婚葬祭とひとくくりにいいますが、結婚式に招かれることはあと数回でしょう。しかし葬儀は今後確実に増えていくはずです。
その翌週に、数珠と袱紗を求めました。自分の名前と住所くらいは筆できちんと書けるよう、練習をするつもりです。