旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

こんなことってホントにあるんだね。

投資には興味がありませんので、昨今の株価の動きにも無縁です。が、二社の株を所有しています。
一社はもちろん経営しているATCで、もう一社はアメリカの小さなメーカーです。その会社が開発している製品と経営姿勢に好感が持てたので、小遣いでほんのわずかの株を買いました。大手製造業を解雇されたベテランの工員を雇用し、その技能に見合った賃金を支払っているというのです。アメリカにもまだこんな会社があったことに驚き、少し感動しました。
証券会社の人は「開発している製品はすばらしいものですから、いつか大企業がこの会社を買収するはずです。そのときには株価は上がるでしょう」と言っていました。赤字続きですから株価は安く、ずっと変化もありませんでした。儲けのために株を買ったのではなく、本来の意味で投資をしたので、それは気になりませんでした。
ところがその会社が黒字に転じました。製品の売り上げだけで利益が出るようになったのです。すると株価は一気に跳ね上がりました。4倍になったのです。
でも株は持ったままです。今後の更なる値上がりに期待しているのではありません。換金して株は儲かるものだと、二匹目の泥鰌を捜しそうな自分を牽制しているのです。
どのくらい儲かったのか、ですか?財布の中にはいつも数枚の千円札しか入っていない私の小遣いで買ったのですから、想像がつくでしょ。多額を投資していたら、ここにこんなことは書いていません。会社名は、会ったときに訊かれればお教えいたします。