旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

秋の夜長のお楽しみ

風呂に入ってから、居間で明かりを消し、音楽を聞く。たまにビール付。
昨夜はジョン・ルイスの "Grand Encounter" を選びました。三十五年前に買ったアナログレコードは手放してしまいました。二十五年前にCD化され、即購入。
テナーサックスのビル・パーキンスの音数の少ないソロが、ルイスのピアノによくあっています。ジム・ホールはバッキングには廻らず、ソロに徹しています。これもまたよし。
名曲「言い出しかねて(I Can't Get Started)」はトリオによるわずか3分半の演奏ですが、聞き応えは十分です。どの曲にもスケールを上下するだけのようなソロはなく、音が選ばれています。そんな演奏は退屈になりがちなのですが、しっかりとスイングし、心を楽しませてくれます。ベースはMJQの盟友、パーシー・ヒースでドラムズは名手、チコ・ハミルトンです。
楽器の編成を変えたMJQという気もします。秀逸なディスクジャケットの魅力が、CDサイズでは伝わってこないことだけが残念です。
夜景を眺めながら聞き惚れてしまいました。


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