第八回【江刺寄席】で注目度が最も高かったのは桧山うめ吉さんだったのではないでしょうか。
水沢江刺駅の改札でうめ吉さんの到着を待つ私は、どんなお姿でいらっしゃるのか想像を巡らしておりました。当日は東京からではなく、移動距離が長いので、ラフな格好かもしれないな。でも、そんな姿を見られるのも役得です。
新幹線が到着し、うめ吉さんが階段を下りてきました。えっ、こんなことあっていいの。
日本髪で和服、あのままのうめ吉さんがそこにいました。着物は高座着とは違いふだんのものですが、小柄でお人形のようです。私はすっかり舞い上がってしまいました。
とてもきさくな方で、会話もはずみました。その声もしゃべり方も高座と変わりありませんでした。
うめ吉さんの唄と踊りはお客さま全員を魅了したようです。
打上げではさすがに髷は解いていました。そんなうめ吉さんとのツーショットは家宝です（公開はいたしません）。
