旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

吹く口笛は

ボスことブルース・スプリングスティーンの新しいアルバム「ハイ・ホープス」を買いました。
実は、ボスには申しわけないのですが、初回限定のボーナスDVDがお目当てでした。このDVDには昨年の6月にロンドンで行った「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」全曲再現ライヴが収録されています。
すばらしいライヴでしたが、嬉しかったのは歌詞の日本語訳が字幕で入っていることでした。国内盤の音楽DVDではMCの字幕は入りますが、歌詞のそれはなぜかありません。今回のDVDのための新訳ではありませんでしたが、それでも伝わってくるものは格段に違います。


中島みゆきに「流星」という曲があります。アルバム「Love or Nothing」に収録されています。
長距離トラック運転手の「おっちゃん」との、サービスエリアでの出会いを描いた作品で、「そりゃないだろう」とつっこみたい箇所はありますが、私は好きです。
おっちゃんは彼女に「おいらは歌は知らねえな 演歌じゃないんだろ そのなりじゃなあ」と言います。別れ際に「たまには親にも Telしてやんな」とも。
おっちゃんの「吹く口笛はスプリングスティーン あれは演歌だと おっちゃんは信じている」。ここをどう解釈するか、むずかしいですね。わたしは素直にとらえ、だから「そりゃないだろう」です。
吉田拓郎にも同名の名曲があります。中島の「流星」は吉田と菅原文太へのオマージュと、私は考えています。
さて、おっちゃんはボスのどの曲を口笛で吹いていたのでしょうか。私の想像では「ハングリー・ハート」です。