旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

映画「ネブラスカ」

久しぶりに映画を見ました。アレクサンダー・ペイン監督の「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」です。
モノクロのロードムービーと、映画評を斜め読みして、早とちりで出かけました。どっちも大好きなのです。
雑誌を購読させるために「100万ドルが当たりました」と手紙を送る古典的なインチキ商法を信じて発送元を訪ねようとする老いた父と、AV機器販売業を営む同棲相手に去られたばかりの二男が自動車でモンタナ州からネブラスカ州リンカーン市に向かいます。
こりゃ典型的なロードムービーだね、どんな出会いが待っているのかな?との期待はすぐに裏切られました。父親がケガをして、生まれ育った町に住む伯父の家に寄り、そこで母親とニュースキャスター補欠の長男を待つことになるのです。
町はさびれ、父親の思い出話と実際はだいぶ違っていたようです。それに、両親はこの町にいられなくなり、モンタナに移り住んだこともわかってきます。
気まずい一族再会、お下劣な母親。親子は再びリンカーンを目指します。
その先は書きません。まだ上映中ですから、いちばんおいしいところをばらしてはいけません。あっ、感動のラストというのとはちょっと違うかな。
それにしても、アメリカの庶民の質素な生活には驚かされました。