旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

かい枝師匠の会に行きました

昨日は桂かい枝師匠の独演会に行ってきました。会場は、前回までは「なかの芸能小劇場」でしたが、「内幸町ホール」に変わりました。
満員でした。「なかの芸能小劇場」では狭くなったのですね。
演目は「船弁慶」と「算段の平兵衛」で、どちらもハメもの入りでした。
「算段の平兵衛」が米朝師匠の復活させた噺であることは知っていましたが、聞くのは初めて。上方でも演る人はほとんどいないそうです。理由は、かい枝師匠によると「つまらない」し「わかりにくい」からだとか。
でも、そんな噺を師匠は面白く聞かせてくれました。陰惨ともいえる内容ですが、繰り返しのパターンでおかしみが涌いてきます。サゲもマクラに伏線があり、ニヤリとさせられました。
船弁慶」で描かれるなにわの情景は、東京の下町にどことなく似ていて、とても懐かしくなりました。梅雨のさなかに、いい噺が聞けました。