旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

カンタータを聞いています

少し前になりますが、バッハのカンタータのボックスセットを購入しました。買ったのはグスタフ・レオンハルトとニコラス・アーノンクールによるものです。録音がやや古く、ソプラノのパートにボーイ・ソプラノを起用したことに批判もあった演奏ですが、敬愛する両氏のものを選びました。
お二人とも今はいません。アーノンクールが最晩年に録音したモーツァルトの後期の交響曲の演奏には、感動ということばでは言い足りない心のおののきを感じました。
セットには歌詞が付されていません。あったとしてもドイツ語はまったくわからないのですが。そこで若林敦盛の訳した『J.S.バッハ声楽全集』(慧文社)を併せて購入しました。先日、「今月はもう小遣いがギリギリです」と書きましたのはそんな出費があったからです。