旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

"Foyle's War"

『刑事フォイル』の最終シーズンがスタートしました。今回から前後編に分けず、90分一挙放映で見ごたえがあります。
ドイツは降伏しましたがフォイル警視正の戦争は原題の通り終わりません。第39回「帰れぬ祖国」は捕虜の脱走で始まりました。ドイツ兵ではなく、白系ロシア人です。私は知らなかったのですが、ドイツ軍に加わっていた白系ロシア人が多数いたそうです。
帰国すれば処刑される白系ロシア人を、ソビエトの捕虜となっているイギリス人との交換のために政府は強制送還させていました。脱走した二人はそれを知っていたのです。一人は捕まりそうになり自殺、もう一人はロンドンにある白系ロシア人の秘密組織に保護を求めます。しかし組織を主催する人物はソビエトと結託していたのです。
『刑事フォイル』は戦時下のイギリスの社会を、暗黒面といえる部分まで丁寧に描いています。ドイツ人の捕虜については今まで何度か取り上げられていました。
警部補になった元部下のミルナーとの関係がぎくしゃくしていて心配でしたが、なんとかなりそうでほっとしました。サムもすてきな男性と巡り会えたようです。って、アンドリューはどうなるの。