旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

読後感を覚えていない

加藤典洋氏が亡くなりました。
私の手元にある氏の著書は『敗戦後論』と『アメリカの影』です。村上春樹に関する論考も読みましたが、それは残っていませんでした。
敗戦後論』は講談社から1997年8月5日に第一刷が発行されています。私のは9月26日発行の第二刷です。『アメリカの影』は講談社文芸文庫版で2009年に出ました。
敗戦後論』は二度読みました。氏の死去を知り、冒頭を読み返してみました。すぐにその後の展開がよみがえりました。
しかし、読後感をすっかり失念しているのです。このような内容の本なら、著者の意見に賛同か反対か、はっきりとした感想を抱くはずなのですが、それが思い浮かびません。
もう一度読んでみます。